2019年タイルを使ったリフォームコンテスト結果発表
2019年8月1日~10月31日まで実施した「タイルを使ったリフォームコンテスト。
みなさん、ご応募ありがとうございました!
ご応募いただいた作品の中から、優秀作品を発表いたします。
作品タイトル:Cadreを使ったキッチン
作品ポイント
IKEAキッチンとモルタルのカウンターを造作し、壁面にタイルを貼りました。
無機質で平面的なキッチンに凹凸のあるダークブラウンのタイルをあわせました。どうしても生活感のでる冷蔵庫はこのタイルの壁面の向こう側へ設置することで見えなくしました。対面キッチンのご要望が多い中、あえて独立型でリビング側の壁を少し狭くして、キッチン自体とタイルの壁面をリビングから見せるデザインにしました。
コメント
殺風景で冷たい印象になりがちな、モルタル調のキッチンに、観葉植物と凹凸のある焼き物らしいタイルの組み合わせが良い効果を生んでいます。シンプルな中にいろんなアクセントがあって良いです。タイルはこげ茶、天板はモルタル色、というダークな色合いですが、重くならず、グリーンがより引き立っているところが良いです。
作品タイトル:Style-up空間 ~心落ち着くアースカラータイル~
作品ポイント
【築40年の戸建住宅。ご家族は40代の姉妹と70代のご両親。】
リフォームするにあたり姉妹が一番大切にされていたのが、70代のご両親が安心・安全そして快適に暮らせること。設計の際は、間取り・動線・サイズなどご両親に使い勝手の良さを感じていただけるように、徹底的に工夫しました。
またリビングから出入りしていた浴室を玄関脇に移動させることによってプライバシーを確保。その位置にあったキッチンをオープン・対面型にしたうえでダイニングに隣接させたことで、ご両親も使いやすい動線を実現しました。
全体的にシンプルナチュラルにまとめたこの部屋に、やさしく彩りを添えるのがキッチンカウンター下に貼ったタイルです。より温かみを出すために陶器製のモザイクタイルを採用しました。一日の大半をこの部屋で過ごすご両親が心地いいように、明るめのトーンでまとめた内装仕上げカラー。アースカラーを多色使いしているこのタイルが、さらに空間に落ち着きを与えてくれるとともに表面のモチーフがほどよいアクセントとなり、ダイニングに華を添えてくれます。
タイルがワンランク☆アップした「豊かな空間」を生み出してくれています。
コメント
色合い・タイルが空間に占める面積もバランスが良いと思います。動線も使う人のことを考えられています。ランチョンマットや器もうまく合わせており、写真の撮り方もとても上手です。
作品タイトル:表情のある家
作品ポイント
RCの中古住宅を購入されてから3回目のリフォームで、RCの強味を生かし大々的な間取り変更を含むリフォーム工事を実施。お施主様の本物志向とRC打ちっぱなしの素材感に負けない仕上げというところからご提案させていただいたプラン。
床暖房を入れたいというご要望から、躯体床に床暖用の下地をつくり、600角の床用タイルを施工。下地にベニヤを入れているのと、床暖マットが柔らかいため、弾性の強い目地を採用。
黒目地がご希望だったため、なかなか商品が見つからず、ネットで探し当て施工した。苦労して探したかいがあり、床暖房も快適ということで、ご主人様は冬でも素足で過ごされることが多いと、今回のリフォームにご満足いただいております。また、奥様もキッチンをリビングにオープンにくみこんだ間取りが非常に使いやすいのと、床、壁のメンテが楽というメリットを奥様はあらためて感じていらっしゃるとのことでした。
コメント
600角タイルを積極的に使っているところが良く、打ちっ放しの空間に、タイル・ウッドといった素材が組み合わさってとても面白い効果を生んでいます。どれも現代的で、一見相性が悪そうな素材のはずが、とても良いハーモニーを生み出しています。攻めてる感じが良いです。